ものろーぐ

感じたことを、そのままに。

身長

がコンプレックスだった話。

 

昔から他の人よりも目線が上でした。

小学校の頃は前ならえで腰に手を当てふんぞり返るクラスメイトに羨望の眼差しを向けるのが日常だったし、組体操は大抵下で踏ん張ってるタイプだった。

ピラミッドの土台部分で掌と膝を痛める経験はきっと高身長の方としか共有できないでしょう。あれ本当に辛いから。石刺さるから。なめんなよ。

 

なぜ背が高いことに否定的感情を抱いていたのかと言うと、ひとえに威圧感が凄かったからです。もちろん私のね。

目付きが悪い上に、幼い頃「は」気が強い子で通っていたので、身長があることで輪をかけてただの怖い人でした。女子はもちろん大抵の男子は見下ろしてましたしね。今も怖いとかそういうのは受け付けてないです。

 

小5から空手をやっていたので、その点では脚が長いぶん蹴りが得意かな〜、くらいでした。

脚を振り回しているみたいだと仰った師匠に、我ながら言い得て妙だなと思ったのを今でも覚えています。

 

大学に入ってようやく「あれ、実は身長あるほうがいいのでは?」と思い始めました。

カジュアルな雰囲気だったり綺麗めな服装だったり、好きなジャンルの服が映えるし、スタイルも良く見えることに気付いたのです(あくまでも「見える」です。悲しいかな、相対的には決して良くない)。

 

先日撮ってもらった全身写真を見たところ、流石に自分が高身長であると視認させていただきました。やっぱり客観的視点は大事ですね。

遠目から見て「あの人だいぶ背があるなあ」と思っても、いざすれ違うと自分の方がはるかに高かった、みたいな心持ちです。

全身写真というのは、最近LINEのプロフ画にした写真です。ぺたんこの靴を履いていたのにも関わらず、「高い」と言うよりかは「細長い」でした。

自分気持ち悪っ、と思ったので、これからあんまり高いヒールは控えることにします。

 

今年の健康診断では1cm縮んで、169cmでした。

どことなく残念な気持ちになったので、もしかしたら身長にアイデンティティを見出しているのかな、なんて思ったり、思わなかったり。