プレゼント
を人に選ぶのが趣味だよという話。
相手に等身大の気持ちを伝えるためのツールとして、贈り物は非常に有用です。
私は人付き合いに対して深く狭くの人間で、そのぶん真剣に相手を想っている(つもり)。
何をあげたら喜んでくれそうとか、確かあれが欲しいって言ってたっけとか、そういうことを物に結びつけるのが好きなのは多分それが理由なんじゃないかな。得意かどうかは置いておいて。
似合いそうなものがたくさんあって中々決めきれない、なんて幸福な悩みを抱えた時は、いっそ一緒に選びに出かけるのも一つの道でしょう。
サプライズ的演出をするのもされるのも苦手な私にとって、これはかなり現実味のある方法なのです。
例えば弟の高校入学祝い。
彼は自己推薦で男子校に進学して、女子の目を気にする必要が無くなった!気楽だ!なんて言っていました。
だけど姉としてはやっぱり心配で、
(いくら周りに女の子がいなくてもある程度の格好はつけておかないと...)
と。思った訳です。
かわいくないけど一応16年は同じ屋根の下で生きてる訳ですしね。放っておけないじゃないですか。
ほぼ全日私服通学だと漏れ聞いたので、綺麗めな服を好んで着る弟に合わせ紺のジャケットを選びました。私に似て老け顔なため、若さを演出するためボタンがカラフルなものにしました。完全に私の自己満足です。
ついでと言っては何ですがもう1つ、リュックをくれてやりました。これは単純に、中学時代に塾の教材を入れていたものがダサかったからです。
物を大切にする弟らしく、きちんと手入れしながら使ってくれています。選んだ甲斐があったなあ、姉冥利に尽きるわ、という感じです。
今ふとカレンダーを見てみたら、4月は大切な人の誕生日が多かった。
いつもは気恥ずかしくてあまり言葉に出しませんが、出会うだけに留まらず親しくしてくれている彼らに本当に文字通り有り難いと思っているんですよ。ちゃんとね。意外とか言わないでね。
と言うことで、私にプレゼントをくださる予定のある方はぜひお待ちしてます。もうすぐ成人だ。